母が亡くなって2ヶ月。
葬儀が終わってからやるべき手続きが山のようにありまして、慌ただしく過ごしていたら気づけば年末…
あっという間の日々でした。
母子家庭で育った宿命ですが、やること多すぎ問題
とはいえ優先順位の高いものは大体終わらせることができたので、葬儀後にやったことの諸々を綴っていきたいと思います。
「母が亡くなってから葬儀を終えるまでの流れ」は前回の記事にまとめています↓


母が亡くなった後にやった手続きまとめ


葬儀を終えるまでにやったこと
- 死亡診断書の受け取り
- 葬儀社に連絡して遺体を搬送
- 死亡届の提出
- 火葬許可証の取得
- 通夜
- 葬儀
- 火葬
ここまでは前回の記事に書いたとおり。
死亡届の提出と火葬許可証の取得は葬儀社さんがしてくださいました。
葬儀後にやったこと
- 後期高齢者医療、介護保険の資格喪失届
- 葬祭費の支給申請
- 戸籍謄本の取得(出生〜死亡まで)
- 銀行で相続手続き
- 介護施設へ荷物の引き取り、支払い
- スマホ、ネットの解約
- 公共料金の解約、名義変更
- クレジットカードの解約
- 納骨
- 香典返し
順番に振り返っていきます。
市役所での手続き
市役所へ行く前に注意したいのが、死亡の事実が戸籍謄本に反映されるまでタイムラグがあるということ。
葬儀後は土日だったこともあり、一旦一人暮らしの自宅に戻り、週明け再び新幹線に乗って地元に向かいました。
母の本籍地&平日しかできない手続きは、忌引き休暇中に終わらせる!
持参したもの
- 死亡届のコピー
- 母の後期高齢者医療保険証、介護保険証
- 自分の身分証明書
- 自分の通帳(口座番号が分かるもの)
- 葬儀代の領収書
後期高齢者医療、介護保険の資格喪失届
14日以内と期限が決められているので、速やかに保険証を返却。
多く支払った分が還付金として戻ってくるので、相続人である自分の口座番号を記入して提出しました。
葬祭費の支給申請
後期高齢者医療被保険者が亡くなった場合、喪主に葬祭費として50,000円が支給される制度。
前述の保険証を返却する際、まとめて手続きしました。
※支給額は自治体によって異なります。
戸籍謄本の取得(一生分)
今後の相続手続きに必要な戸籍謄本(出生から死亡まで)を取得しました。
初めて母の一生分の戸籍を見たのですが、感慨深いものがありましたね…
母の出生地も曽祖父母の名前も、初めて知りましたよ!
生きてたら、色々と聞いてみたかったなぁ。
相続の手続きでは自分の戸籍謄本も必要になってくるのですが、「未婚の母&子は同じ戸籍に入っている=同じ書類だから必要ないですよ~」と職員さんが言ってくださいました。なるほど。笑
銀行での相続手続き
死亡届を提出しても口座は凍結されず、相続の手続きを開始することで凍結するということを職員さんから伝えられました。
すぐ凍結されると思ってたから驚き!
持参したもの
- 戸籍謄本
- 死亡届のコピー
- 自分の身分証明書
- 自分の実印、印鑑登録証明書
- 自分の通帳(口座番号が分かるもの)
地方銀行
2つの銀行を回ったのですが、どちらも預金額が少ないため簡易手続きで対応してもらえました。
銀行によって対応方法は多少異なります。
(A銀行は現金で手渡し、B銀行は後日振込)
書類を書く際、母の配偶者がいないことに対してかなり立ち入ったことを聞かれましたね。笑
戸籍謄本を見れば一目瞭然ですが、相続の手続きにとって重要なことなので確認を重ねて聞かれた感じです。
ゆうちょ銀行
ゆうちょは全国どこでも手続きできるので、後日窓口に行きました。
こちらも残高は少ないですが、地方銀行と違って時間がかかりました!
- まず窓口で相続の手続きを申し出
→相続確認表、貯金等証明書を提出
※貯金等証明書を提出すると、知らない口座が無いか調べてもらえる - 必要書類の案内が届く(1ヶ月後)
結果的に知らない口座が見つかりました!調べてもらって良かった〜 - 必要書類を準備し、窓口に行く
数日後、入金。ようやく手続き完了です。
ゆうちょは全国で手続きできる点は有り難いのですが、最低でも2回は窓口に行かなければならず…
仕事の昼休憩中に爆走したり、そこが大変でした。
ただ、窓口での相談は安心感はあります。
相続の手続きは難易度が高いのか、職員さんですら専門の部署?に何度も電話していたぐらいなので、いろんなケースがあるんでしょうね。
母がネット銀行やネット証券を持っていなくて本当に助かった…
デジタル遺産はこれからの時代の課題かもしれないです。
相続税の支払いは無し
親が亡くなったら相続税の支払いが大変!という話を聞きますが、、、
相続税は、
「3,000万円 + (600万円 × 法定相続人の数)」以下の遺産総額であれば、支払いは発生せず。
無駄な心配でした。笑
世の中にはこんな額を相続する人がいるのか…という遠い目。
介護施設へ荷物の引き取り、支払い
母は介護施設(老健)で亡くなったので、荷物を引き取りに行きました。
お世話になった職員さんにお礼のご挨拶。
丁寧に看取っていただいて、母の最後はここで良かったと思える施設でした。
支払いは事前に手続き済みで、私の口座から引き落とし。
入所して1ヶ月弱で旅立ってしまったので、金額は7万円程度でした。
想像以上に安いのは、介護保険の負担限度額認定証のおかげです。
スマホの解約


母が契約していたのは、私と同じワイモバイル。
スマホは放置してしまうと料金がかかってしまうので、亡くなった月の月末までに店舗で解約しました。
持参したもの
- スマホ
- 戸籍謄本
- 死亡届のコピー
- 自分の身分証明書
スマホの中身を確認したところ、アカウント系は存在せず。
電話、LINE、ネットサーフィン、撮影ぐらいしか活用してない母で助かりました。
親が元気なうちに暗証番号は聞いておいたほうがいいです。デジタル遺品については改めて別記事で語りたい。
Wi-Fi(SoftBank Air)の解約
店舗では解約できないので、電話で手続きをしました。
解約時の本体清算に怯えていましたが、レンタルではなく購入品で支払いの必要が無く、ひと安心。
公共料金の解約、名義変更
遺品整理が終わるまでは電気や水道が使えないと困るので、一旦あと回し。
名義や支払い方法を変更して、落ち着くまで残しておく予定です。
クレジットカードの解約
カード会社に電話して解約しました。
残りの支払いは、カード会社指定の口座に振り込む形で対応します。
納骨


母は未婚なので、母の両親(私の祖父母)が眠るお墓へ。骨になった母と最後の旅です。
日程は四十九日にとらわれず、早めに済ませました。
地元より遠い県の山奥にあるので、真冬前に納骨したかったのが理由だったりします。
クリスチャンの母、タイミングは気にしないはず!


紅葉が綺麗で、天気に恵まれた日に納骨できて良かった。
あちこち連れ回したけど、両親がいる場所でやっと落ち着けたかな。
香典返し
教会で家族葬だったので香典&弔電は辞退しましたが、「お返しはいらないから」と言って渡してくれた親族の方がいまして。
遠方から駆けつけてくれたお礼を込めて、香典返しをしました。
選んだのは、カタログギフト
もらって困る物より、自分で好きな物を選ぶ方が良いかなと。
のしに名入れしてもらえるし、ネット注文は便利ですね。
免許証の返納(諦めた)
警察署に行って返納しようとしたら、免許証記載の市でしか手続きできないとのこと。
警察官からは「更新の通知を止めるのが目的で、気にしなければ返納しに行くの大変だと思うのでそのままで大丈夫ですよ〜」と言われ、潔く諦めました。
葬儀後の手続きは想像以上に大変


思いつく限り書き残しましたが、これでもまだ全部は終わっておらず。
一番大変なのはこれから待っている遺品整理や実家の諸々だったりするわけですが…
今は何も考えたくないので笑、年末年始はゆっくり休む!
ふとした時に思い出しては悲しくなり、喪失感を乗り越えるのも時間がかかりそうです。
ただ、長年一人暮らしをしていて良かったとは思いました。
この季節、ぼっち年越し&ぼっち正月にも慣れてますしね…
いつかは誰にでも訪れることだと思って、徐々に受け入れていければと思っています。
今年楽しい1年だった人も悲しい1年だった人も、来年良いことが訪れますように!










