2025年10月、母が癌で亡くなりました。
片親だったので私が喪主を務め、手続きに追われ、悲しむ暇もないぐらいバタバタ。
ブログもSNSもすっかりご無沙汰になってしまいましたが、何とか生きてます。
遠方から駆けつけて喪主、ハードワークすぎた…
まだまだやることは残っているのですが、ようやく少し落ち着いてきたので、心の整理のために書き残しておこうと思います。
母の葬儀で喪主を務めました
今思い返しても、母の死から葬儀を終えるまであっという間だった。
大体の流れはこのような感じです↓
1日目
- 介護施設から連絡
(本日中に遺体を搬送させてくださいとの指示) - 急いで荷造り&移動
- 母と対面
- 遺体の搬送→葬儀社で安置
- 葬儀社で打合せ
2日目
- 葬儀社で打合せ
- 教会へ遺体の搬送
- 通夜
3日目
- 葬儀、告別式
- 火葬、収骨
- お骨を持って帰る
生きた心地がしない3日間でした。
母がもうこの世にいない…現実との境が曖昧だったような気がする。
記憶を失いそうになるほど忙しかったので、忘れないうちに一つ一つ振り返っていきます。
【1日目】会社で母の死を知る
いつものように会社へ出勤した直後、母が入所していた介護施設(老健)から「先ほどお母様の呼吸が止まりました」と電話がありました。
2年半前に肺癌の告知を受けて、脳転移した頃からいつかは…と思ってたことが現実にやって来てしまい、頭が真っ白。
更に、「本日中に遺体を移動して下さい」と言われ…
悲しみよりも、これからやらなければならない責務で大混乱…!
まずは会社に忌引き休暇を申し出て業務の引き継ぎをして、急遽帰らせていただくことにしました。
急いで荷造りして電車に飛び乗った


間違いなく人生で一番慌てた荷造りだったと思う。
ドラマの夜逃げワンシーンのような感じで(どんなドラマだ)、大急ぎでキャリーケースに荷物を詰め込みました。
パニックになりつつも気をつけたポイント
- 喪服だけは絶対に忘れるな
- 着替え一式持っていく(何泊するか分からないので枚数は適当)
- 一応、印鑑持っていく
- 生ゴミは処分(放置したら帰宅後おわる)
4年前に買った喪服を初めて持ち出すことに


↑当時レビュー記事を書いていましたが、
まさか最初に袖を通すのが母の葬儀になるなんて…
人生何が起こるか分かりません。
10月は暑くも寒くもない季節で、アウター要らずの身軽な装備ですんだのは幸いでした。
喪服と印鑑以外は、何か忘れてもお店で買えるから大丈夫!と心を落ち着かせて出発〜
葬儀社に遺体搬送の依頼
駅から施設に向かうタクシーの中で、葬儀社に連絡をしました。
悲しむ暇無さすぎて、、、何もかも本当に急。
でも後から知ったことによると、遺体搬送の期日が「本日中」は良心的らしい。
施設や病院によっては「2時間後や3時間後」と言われることもあるそうで…遠方から駆けつける私への配慮だったのか施設の意向なのかは分かりませんが、猶予があるのは有り難かったです。
葬儀社の決め方について
- 家族葬に対応している
- 施設からの距離が遠くない
- 教会の葬儀に慣れている(母はクリスチャンなので)
田舎のせいか条件を満たす葬儀社は2〜3社ほどしかなく、絞るのは容易でした。
ただ事前に見積りなどは取っておらず…新幹線の中でネットで調べて、初めて電話した次第です。
事前にきちんと決めていたら、もうちょっと焦らずに済んだかも…!と猛省。
亡き母との対面
母は多床室から個室に移されていて、亡くなってるとは思えないほど穏やかな顔で眠っていました。
目を閉じてるようにしか見えない。
でも触ったら冷たくて、動かなくて、硬直してて、あぁ本当に亡くなってしまったんだなと…
母の死を知ってから、涙が出たのはこの時が初めてでした。
医師と介護士さんに話を聞くと、苦しむことなく眠るように息を引き取ったそうです。
看取る事はできませんでしたが、安らかに旅立てて、見届けてくれた職員さんもいて、救われる思いがした。
死亡診断書を受け取り、遺体を搬送
しばらく母の側で過ごした後、医師から死亡診断書を受け取りました。
そして間もなく、葬儀社が到着。
医師や職員さん達が次から次に玄関まで来て、車が見えなくなるまで頭を下げて見送ってくださった光景は一生忘れないと思う。
葬儀社で打合せ(死亡届を書く・日程決め)


葬儀社に着くと母は安置室に運ばれ、私は死亡届を書く流れ。
死亡届って、医師からもらう死亡診断書とセットになっているんですね〜
ということを初めて知る無知な40代。
書く時、葬儀社さんが間違えないように一つ一つ説明してくれました。(印鑑は不要だった)
市役所への届出も代行してくれるとのこと。
そして葬儀社さんの車で会場となる教会へ移動し、教会の葬儀担当者も交えて日程や段取りを決めていきます。
決まった日程
- 翌日:通夜
- 翌々日:葬儀、火葬
火葬場の予約
段取りを決めたら葬儀社さんがすぐに火葬場の空きを確認→予約を取って下さり、最短スケジュールで進行できることになりました。
火葬場の空き問題は、どこも深刻みたいですね。
日数が伸びるほど安置代やドライアイス代がかかってしまうので、ひと安心。
と思ったら自分が泊まるホテルを手配してなかったことに気づき、慌ててネットで予約!
(打合せが終わったのは19時頃)
ホテル宿泊、喪主の挨拶を考える


実家はゴミ屋敷で泊まれるような環境ではないので、こんなとき休める家がある人が心底羨ましい…なんてことは考えても仕方ないので、喪主の挨拶を考えます。
葬儀社さんに例文をいただいたのですが、あまりにも例文すぎる例文で参考にならず、、、
そもそも人前で喋るのがとにかく苦手でどうしたものか?通夜と葬儀で内容変えるべき?う〜ん…
結局ChatGPTやグーグル先生を頼りに←
短く簡潔な内容にしました。
いざとなったら吹っ飛ぶので、カンペ持って話すつもり。
【2日目】朝から再び葬儀社で打合せ(具体的な内容決定)


母が一晩安置されていたのは、綺麗で明るい畳の和室。
刑事ドラマに出てくるような霊安室を思い浮かべていたので、意外な印象を受けました。
少し母と過ごさせてもらった後、葬儀の具体的な内容を決めていきます。
決めたこと
- 家族葬にする(親族+親しかった人だけ)
- 香典や弔電は辞退
- 通夜振る舞い無し
- 遺影のフレーム、骨壷、棺などは極力費用を抑える
葬儀をどう捉えるかは人それぞれですが、私の場合は節約する方向にしました。
葬儀費以外に交通費やホテル代がかかり、今後の遺品整理のことも考えたら贅沢はできません。
骨壷は小さくてシンプルなものを選んだり(電車で持って帰ることも考慮)、通夜振る舞いは無しにしたり。
ただ、母は植物が好きだったのでお花はじっくり選びました。
担当の葬儀社さん、私の選択に対して肯定してくれる人で良かった…!(高いものはゴリ押しされず)
遺影に使う写真は、その場でスマホから送信しました。(散歩した時にたまたま撮った写真を使用)
通夜までに、忘れた物の買い出しへ


母が教会に搬送されるのは15時頃で、通夜は夕方から。
少し時間があるので、近くのショッピングモールに行きました。
何故かって、ストッキング持ってくるの忘れたから!
通夜


会場はカトリック教会。
光が差し込む明るい教会で、何とも言えない温かな雰囲気が漂っていました。
通夜は教会の方と葬儀社が連携してサポートして下さったおかげでスムーズに進行し、1時間ほどで無事に終了。
緊張していた最後の挨拶も、何とか無事に終わって良かった〜(ありがとうカンペ)
通夜振る舞いは無し
家族葬なので、通夜の後の特別な会食は用意せず。
数年ぶりに会った親族とレストランで食事を済ませました。
翌日の葬儀に備えて、早めにホテルに戻ります。
【3日目】葬儀・告別式


教会での葬儀はしんみりしてなくて、オルガンと聖歌に包まれながら見送る穏やかで明るい式でした。
出棺の前のお花の儀では、母の顔を見るのはこれが最後なんだと感極まってしまいましたが…
明るい教会で見送ることができて良かった。
喪主の挨拶も無事に乗り越え(カンペのおかげで)、余韻に浸る間もなくタクシーで火葬場まで移動します。
火葬、骨になった母
火葬は1時間30分ほどだったと思う。
骨になった母は意外なほど形がしっかり残っていて、どの部分の骨なのか職員さんに解説してもらいながら収骨していきました。
小さい骨壷なのに頭から足まで大事な骨はきっちり収まって、プロって凄い…
遺骨を持って帰る


葬儀社が用意してくれた専用のバッグに入れて、遺骨を持ち帰りました。
(実家ではなく一人暮らしの家に)
遺骨を持って電車を乗り継ぐなんて経験はもちろん初めて。
ようやく一人暮らしの自分の家に辿り着いた時、声をあげてワンワン泣いてしまいました…
母が亡くなってから葬儀を終えるまで、ずっと気が張り詰めていたんでしょうね。
葬儀後は土日で何も手続きができないので、心身を休ませるためにも一旦帰る選択をしたのは正解でした。
母の葬儀を終えて、思うこと
ひとまず無事に葬儀を終えることができて良かった。
たった3日なのに、10年分ぐらいの経験を積んだような気がする。
分からないことは葬儀社が助けてくれた
初めての喪主は不安だらけでしたが、葬儀社さんのサポートが想像以上に手厚くて心強かったです。
死亡届の提出や火葬許可証の取得、火葬場の予約、日程、段取りなど、事務的なことから気持ちの面でも遺族が不安に思ってることを理解して動いてくださった気がする。
いつか親の葬儀で喪主を務める時のことを不安に思ってる人も、きっと大丈夫。
私でも何とか務められたぐらいなので。
いざとなったらプロが助けてくれます。
葬儀費は想定より高くなる
葬儀費+教会への献金+火葬代、諸々合わせて…
70万ほどかかりました。
家族葬は30万ぐらいのイメージだったので、想定より高い…!という印象。
最短の日程で進行できて諸々抑えたつもりでも、広告やCM通りにはならないんですね〜
経験で得る学び>>>>>>ネットの情報
葬儀社の方が言うには、これでも仏式の葬儀に比べると安いとか。
(教会の場合は戒名やお布施が不要なので)
おわりに


正直な話、癌の告知を受けても、何の覚悟も準備もできていませんでした。
母を失うのは想像以上にしんどい。
決して何でも話せるような良好な親子仲ではなかったし、離れて暮らしてたし、帰省よりライブ!だったし、癌になるまでは何年も会わなくても平気だったはずなのに、、、
闘病中は何度も会いに行ってたこともあり、母という存在の大きさに気付かされました。
離れて暮らすのと、もうこの世にいないのは全然違う。
喪失感は大きく、受け入れるにはまだまだ時間がかかりそうですが、少しずつ母の死と向き合っていきたいと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました!書きたいことは山々なので、のんびりブログ再開していきます。









