1年前、歯医者さんで歯ぎしり対策用のマウスピースを作りました。
睡眠時につけるマウスピースはナイトガードとも呼ばれていて、歯ぎしりから歯を守ってくれる役割を果たします。
つけ始めは慣れなかったはずなのに、今ではマウスピース無しでは安眠できないほど欠かせない存在になりました。
マウスピースを作った理由、1年使ってみた感想と効果についてお話しします。
自覚がなくても歯ぎしりしているかも?本当は怖い、歯ぎしりのお話!
歯ぎしり用マウスピースを作ったきっかけ
私は一人暮らしで、パートナーはおりません。指摘してくれる人がいないと自分では歯ぎしりに気づきにくいですよね。
歯ぎしりしてるかも…?という疑惑があってもなかなか認めたくなかったり。
ところが、歯医者さんからの指摘で歯ぎしりを確信!
恐怖のご指摘
- 歯ぎしりしてるね
- 虫歯治療の被せ物が欠けてきているよ
- 放っておくと歯もすり減ってくるよ
- マウスピースを作って歯を守った方がいいよ
歯ぎしりは体重の2倍以上の力が加わるそうで、放っておくと歯が欠けたり割れたりしてしまうのだとか。
怖い!!!
小心者の私はすぐにマウスピースを作ってもらうことにしました。
歯医者で作ったマウスピース(ナイトガード)
そんなわけで、実際に作ったマウスピースがこちら。
透明の硬い樹脂素材でできています。新調したばかりの2代目なのでピカピカ。
1年使ったマウスピースと新品を比較
左が1年使用したマウスピース。右の新品と比べると明らかな違いが。
ガリガリに削られて白く変色&ボロボロ、穴もあいています。
怪獣・・・?
この破損ぶりが歯ぎしりをしている証拠。歯医者さんの指摘は正しかったというわけです。
マウスピースの取りつけ方
上の歯にカパッとはめるだけ。簡単に装着できます。
歯型に合わせて作られているので、自分の歯にぴったりフィット。
寝ている間に外れるなんて心配はありません。
歯医者でマウスピースを作る手順と費用
市販品も売られていますが、歯医者で自分の歯に合ったマウスピースを作るのが断然おすすめです。
合っていないマウスピースは歯に負担をを与えてしまう恐れが。
歯ぎしり用のマウスピースは、保険適用で作ることができます。
マウスピースの作り方
- レントゲン診断
- 型取り
- 作成期間(約1週間)
- 完成品をつけて噛み合わせをチェック
- 微調整
- 完成!
歯医者によって多少違いはあると思いますが、私の行きつけはこんな感じの流れでした。
出来上がったマウスピースつけて噛み合わせをチェック→さらに微調整までしてくれるので本当に歯にピッタリ。
マウスピースの費用(歯ぎしり用)
歯の状態によって多少前後するようですが、私の場合は保険適用で5,700円でした。
※スポーツ用のマウスピースは保険適用外になります。
マウスピースを装着した感想
最初の2〜3日は口の中の違和感に慣れず、なかなか寝つけない状態でした。
ところが1週間もすれば普通に眠れるように!
慣れるポイントは、眠気のタイミングを逃さずに寝ること!
目が冴えていると違和感が気になってしまいますが、眠たい時は眠気の方が勝ちます。
今ではマウスピースがないと逆に落ち着かない。笑
マウスピースを使ってみて実感した効果
最初の装着の違和感が唯一のデメリットとも言えますが、実感した効果としてはメリットだらけ。
歯を守ってくれる
マウスピースの破損具合を見ることで、どれだけ自分が歯ぎしりしていたかを思い知らされました。
同時に、マウスピースが歯のすり減り、欠け、割れを防いでくれていることも実感。
歯ぎしり疑惑が確信に変わります。
顎(あご)の痛みが緩和
朝起きたら顎が痛い、という感覚が以前からありました。今思えば歯ぎしりのせいだったんですね。
マウスピースをつけるようになってから顎に加わる負担が減ったおかげで痛みを感じなくなりました。
歯のしみが軽減
知覚過敏の症状が軽くなったのも、実感できた効果の一つ。
歯ぎしりが知覚過敏の原因のひとつだったとは知りませんでした。
歯ぎしり自体は治らない
当然ながら、マウスピースをつけても歯ぎしり自体は治りません。
あくまで歯ぎしりの負担を緩和してくれるものです。
歯ぎしりの原因となるストレスも緩和させたいところですが、なかなか難しい問題ですよね。
治せないからこそ、マウスピースで歯を守る必要があります。
マウスピースのお手入れ方法
マウスピースは口に入れるものなので、きちんとお手入れして清潔を保つことが重要なポイント。
- 水洗いする
- 洗浄剤で洗浄・除菌する
- しっかり水気を切って専用ケースに保管
歯ブラシや歯磨き粉を使うと傷つけてしまうため、マウスピース用洗浄剤
お手入れの注意ポイント
- お湯を使うと変形の原因となるため、水で洗う
- 歯ブラシや歯磨き粉は使わない
- 雑菌の繁殖を防ぐため乾燥させる
清潔を保っていても、ひどく破損したり穴があいてきたら交換のサイン。
マウスピースの寿命は人によって違うので、作りかえ時期は歯医者さんに相談してみましょう。
おわりに
歯医者の定期メンテナンスで指摘を受けたおかげで、歯ぎしりの怖さを知ることができました。
歯がボロボロになる前に、マウスピースをつける習慣を作れてよかった!
健康な歯をできるだけ維持していくために、これからも歯のメンテナンスは大事にしていきたいものです。
歯ぎしりが気になる場合、まずは歯医者さんに相談してみましょう。